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【マンション住人は避難所に避難してはダメ】

大規模災害の時によく体育館などに避難されている映像を見ることがあると思います。
マンションの住人の方は大規模災害の際、避難所に避難の有無を確認する必要があります。

マンションは鉄筋コンクリートで出来ているので木造住宅に比べると非常に強固な建物です。
建物自体に大きな被害がない場合は、そのままマンションで避難生活を送っていただくことをおすすめします。

200戸のマンションの場合、400人~600人の方が住まわれています。
その方たちが避難するだけで、避難所が一杯になってしまいます。
プライバシーも守られなく、ストレスが貯まり精神衛生上もよくありません。

住み慣れた自宅で寝起きすることで気持ちを落ち着かせて、不安を和らげる効果があります。
国や自治体でも、倒壊の恐れが少ないマンションを中心にできるだけ自宅で暮らす「在宅避難」を勧めています。

💡在宅避難時の注意点💡
① 二次被害の危険がある場合
災害直後は問題がないように見えた家屋やガス管も見えないところで大きな損傷を受けている可能性があります。
壁に亀裂が入っていたり、ドアの開閉がしずらい、ガス臭がするなど兆候があったら無理をせず、避難所に移動しましょう。

② 設備の確認ができるまでトイレの水は流さない
地震で排水管の損傷が考えられます。
無理に水を流そうとすると、逆流してきたり、下の階にご迷惑をおかけする場合があります。
管理会社によるチェックが終わるまで使用を控え、非常用トイレを使いましょう。

③不審者の来訪
災害の混乱に乗じて家屋の修繕、保険申請の代行などを装って法外な費用を請求するなど、詐欺や悪徳商法も報告されています。
見知らぬ業者には、身分証明書の提示を促すようにして、すぐに判断しないようにしましょう。

④冷蔵庫の中のものから消費する
在宅避難では、停電のため痛みやすくなった冷蔵庫の食料から消費するようにしましょう。
保温機能があるので、すぐに常温になるわけではないですが、できるだけドアの開閉を少なくして庫内の温度を保ちましょう。

⑤ゴミの管理
災害後はゴミの収集が再開されるまでゴミを自宅で保管する必要があります。
生ゴミや非常用トイレの汚物のにおいがもれないように注意しましょう。
蓋付きのゴミ箱や、道具入れなど密閉できるものがあると良いです。
消臭剤を一緒にいれたりすると便利です。